docomo X AMITA 未来の種プロジェクト ~南三陸町 森・里・海 ものがたり~

No.11 アキアカネ

No.11 アキアカネ

誰もが馴染み深く感じる「赤とんぼ」の代表格。秋に田んぼで産み落とされた卵は春に孵化して幼虫(ヤゴ)となり、初夏から梅雨にかけてトンボとなった後、一度田んぼから姿を消してしまいます。どこにいくのかというと、夏の暑さを逃れて標高の高い山で過ごしているのです。そして、秋の涼しさと共に群れをなして里の田んぼに帰ってきます。

日本(本州)の古い呼び名である秋津島の「あきつ」とは、このアキアカネのこと。日本人が「赤とんぼの国」と自らを呼ぶほど、田んぼと湿地は日本を代表する環境であり、風景だったのです。

そのアキアカネがいま、各地で姿を消していることが問題になっています。主な原因とされるのが、田んぼの苗箱に用いられるようになった害虫用の殺虫剤の中に含まれる「フィプロニル」や「ネオニコチノイド」という成分です。これを用いた苗を植えた田んぼでは、赤とんぼがほとんど姿を消してしまうことが知られています。未来の種プロジェクトの田んぼでは、もちろんこうした薬は使用していません。日本を代表する風景である赤とんぼの舞う空を、未来に守り届けていきたいと思います。