docomo X AMITA 未来の種プロジェクト ~南三陸町 森・里・海 ものがたり~

No.10 ショウジョウトンボ

No.10 ショウジョウトンボ

田んぼの周りの池や湿地などで見かける真っ赤なトンボです。夏の間からいるのですが、秋が近づくと身体の赤みを強くしていきます。アキアカネなどのいわゆる「赤とんぼ」とは系統の異なる種類なのですが、その見事な赤色と、大柄で立派な体格をもつことから「赤とんぼの女王」と呼びたくなります。でも、赤くなるのはオスですし、縄張り意識がとても強くて喧嘩好きなので「トンボ界の赤鬼」と呼んだほうがいいかもしれませんね。

「赤とんぼ」の代表格のアキアカネなどが卵で越冬するのに対し、ショウジョウトンボは秋に孵化して幼虫(ヤゴ)の姿で越冬します。だから、秋に水を落として土を乾かす田んぼでは越冬できず、周囲の池や湿地で冬を越すことになります。

田んぼの近代化整備が進むと湿地や溜め池が少なくなり、ショウジョウトンボが冬を越す環境が失われてしまいますが、南三陸の里山では昔ながらの溜め池がところどころに残っています。そんな池の周りに行くと出会えます。