docomo X AMITA 未来の種プロジェクト ~南三陸町 森・里・海 ものがたり~

No.09 コナギ

No.09 コナギ

田んぼに生えるミズアオイ科の植物で、夏から秋にかけて青紫色の可憐な花を咲かせます。花はかつては染料に利用され、万葉集ではコナギの花で青く染めた衣を愛しい女性になぞらえた恋歌が詠まれています。江戸時代までは食用にされ、野菜として栽培もされていたそうです。コナギの「ナギ」が中国原産のネギ(日本ネギ)の語源になったとも言われています。

無農薬の田んぼでは猛烈な勢いで繁茂し、稲の生長に必要な土壌の養分(窒素分)を奪い取ってしまうため、「田んぼの吸血鬼」とも呼ばれます。除草剤を使わない稲作は、コナギの繁茂との戦いが最大の難関なのです。全国の無農薬栽培(有機栽培)の稲作農家にとって最大最強の敵といっても過言ではありません。

「未来の種プロジェクト」のササニシキ田んぼでは除草剤をはじめ一切の農薬を使わないため、田植えより先にコナギを発芽させておいて耕作機械で取り除くなど、稲に有害な雑草が生えにくい環境を整える技術(抑草技術)により、豊かな実りをもたらす工夫を重ねています。