docomo X AMITA 未来の種プロジェクト ~南三陸町 森・里・海 ものがたり~

No.06 シャジクモ

No.06 シャジクモ

田植えが終わってからしばらくして、「野菜のオカヒジキみたいなのがたくさん生えてきたよ」という阿部さんの知らせを受けて確認してみたところ、このシャジクモが繁茂していました。やはり除草剤の影響で減少しているため、環境省が絶滅危惧Ⅱ類に指定しています。

除草剤を使っていない田んぼではとても絶滅しそうな植物とは思えないほど繁茂しますが、稲の生長には害を与えません。むしろ水中の日光を遮断することでコナギなど稲の生長や収穫に多大な影響を与える有害雑草の繁茂を抑えてくれる役割を果たしてくれます。繁茂するのは8月の土用干しの直前までで、田んぼが乾くと枯れて分解し、やがて稲の栄養分として吸収されていきます。

見た目は「キンギョモ」の名で知られるマツモや、清流のシンボルとされるバイカモなどの水草(種子をもつ高等植物)に良く似ていますが、草ではなく藻類の仲間です。